11/14「ポツンと一軒家」は岩手県釜石市唐丹町が舞台。
家の主は小澤勝一さん(87才)と妻のエイ子さん(86才)
戦後の混乱を懸命に生きた家族の物語がステキでしたね。
後半の娘の純子さんの東日本大震災の経験は壮絶でした。
息子の憂哉くんとのお別れはあまりにも理不尽でしたね。
小澤勝一さん
幼い頃に父親が盲腸になり5年ほど体調を崩したので
勝一さんは中学に行かず炭焼きで家計を助けたそう。
25才からの3年間は山仕事や建築業の出稼ぎで仕送り。
28才で実家に戻り父と一緒に畜産を始めたようですね。
自分で建てた牛舎に当時20頭の牛を飼っていたそう。
8人兄弟の長男なので勝一さん必死で頑張ったみたい。
牛舎のある家
ロケの日の前日にたまたま子牛が生まれたようですが
かつては牛3頭に炭10俵を背負わせて運搬してたそう。
海辺まで20kmを片道5時間かけての重労働だったとか。
牛の食べる牧草は畑で作りサイロで保存してましたが
東日本大震災の放射能の影響で全部だめになったそう。
今の家は戦後復興の開拓資金10万円で建てたんだとか。
東日本大震災
激動の時代やね。 pic.twitter.com/Vxv9oLaoaz
— etoransie (@etoransie) November 16, 2021
家にやってきた娘の純子さんからも話が聞けましたが
息子の憂哉君を震災で亡くした出来事は悲しいですね。
当時は釜石で同居してましたが当日はそれぞれ仕事中。
九死に一生を得たお母さんと逃げ遅れ命つきた憂哉君。
死体安置所で号泣したエピソードは胸が痛くなります。
生きていたら現在は30才ですが無念としか言えません。
まとめ
あの日から10年。 pic.twitter.com/5BnN8SsFxA
— TED_41 (@jetbath) November 16, 2021
勝一さんが牛を今でも1頭飼ってるのは憂哉君のため。
畜産の手伝いをしてくれた孫の姿を思い出すそうです。
2匹いる北海道犬の翔と神楽は熊よけになってるのと
震災後に元気をなくした両親へ娘からの贈り物だそう。
あれから10年が経ち日常を取り戻したかに見えますが
本当の復興はまだまだ先の話で無力感を禁じえません。
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