12/1「NNNドキュメント」は大学生の新田令華さんに密着。
関西エリアは「かんさい情報ネットTEN」で放送されました。
約10年に及ぶ長期取材ドキュメンタリーは濃い内容でした。
DV経験者にしかわからない心の動きにハッとさせられます。
司法試験は落ちましたが早く弁護士になってほしいですね。
DV被害
令華さんの忘れられない記憶は2才の時の母親へのDVの光景。
「やめて!」と止めに入った自分を父親は抱いて母を殴打…
結婚前は優しかった製薬会社の営業マンの父がなぜか豹変。
母親は殴られたり蹴られたり髪の毛を掴まれるなどしたそう。
令華さん5才のとき耐えかねた二人は父の元を離れる決意を。
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新田令華
母と娘
素晴らしいドキュメンタリー。 pic.twitter.com/NnOhJwyIpu
— etoransie (@etoransie) December 17, 2019
DV被害の影響で脳の視覚野が6.1%減少し精神が不安定になり
発達障害が起きて学習能力や記憶力が低下するという報告も。
令華さんも思春期に体調を崩して昼と夜が逆転したそうです。
発疹が出来たり不安のせいで母親とよく喧嘩し警察沙汰にも。
お母さんの腕には内出血のアザがありましたが修羅場ですね。
父親と別れましたがDVのトラウマはその後ずっと続いたよう。
夢は弁護士
同志社大学に入ってようやく落ち着きを取り戻した令華さん。
苦しかった過去をバネに猛勉強し法律の道に進むことを決意。
弁護士になり離婚訴訟や子供が関わる事件を担当したいそう。
2017年3月に1年早く卒業しその後は法科大学院に入り勉強中。
今年の司法試験は残念ながら不合格でしたが来年はリベンジ。
現在は飲食店でアルバイトしながら夢に向かって邁進中です。
まとめ
12/1深夜の #NNNドキュメント #Nドキュ
「令華のまなざし
DV家庭で育った私だから」#DV 家庭で育った女性が
逆境から自らの夢を見つけて生きていく pic.twitter.com/MVVW7lOmfi— NNNドキュメント【公式】 (@n_docu) November 29, 2019
父親のことをお父さんとは決して呼べないという令華さん。
父親と呼ぶのは生まれてきた事実は仕方のないことだから。
2017年11月に父親が59才で心臓の病気で亡くなりましたが
周囲の反対をよそに葬儀の喪主を令華さんがつとめたそう。
そうすることにより「自分の血」と折り合いをつけたとか。
波乱の10年の歳月を振り返るにはあまりに短いVTRでしたが
「令華のまなざし」はしっかりと目標に向けられてました。
これからの人生に沢山のハッピーなことがありますように。
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