2/28「ポツンと一軒家」は豪雪の島根県雲南市掛合町から。
桐原英進さん(88才)と妻の八重子さん(86才)の一軒家。
珍しい「随身像」と「異形狛犬」がある八重山神社が近く
大地主の田部長右衛門のたたら製鉄跡地に家がありました。
105才で亡くなられた母親とのエピソードもステキでした。
島根の桐原さん
昨年まで6反の田んぼで米を作って出荷してた英進さん。
60kgを12俵ほど納めるのか体力的にきつくなり廃業に。
家の敷地に以前は牛舎があり仔牛を育て販売してたとか。
他にもこれまで炭焼きや林業といろいろされてたよう。
小3の時に父親が33才で先の戦争でフィリピンで戦死し
当時30才の母親がその後6人の子供たちを育てたそう。
しまね欲張り図鑑
八重山神社
たたら製鉄
かつてこのあたり島根の大地主の田部長右衛門の土地で
2万5千ヘクタール(東京ドーム5300個)で事業を展開。
100年前までは日本伝統のたたら製鉄で財を成したとか。
川沿いには約45軒の集落があり鉄穴流しで砂鉄を採取。
英進さん家の前には低温加熱のための巨大フイゴがあり
4日間火で砂鉄を暖め続け良質な玉鋼を作っていたそう。
明治になり外国の安い鉄に市場を奪われたたらは衰退。
親への感謝
17歳で嫁入りし10年間で6人の子供を産んだお母さん。
やもめとなった後貧しい生活を余儀なくされましたが
あの戦争の激動の時代を逞しく生き抜かれたようです。
32才からは林業も始め75才まで勤めた上げた英進さん。
母親を最後まで介護して看取れたので後悔はないそう。
妻の八重子さんも働き者で若い時は土木工事にも従事。
護岸工事や道路拡張工事もされたとか島根の人は凄い。
まとめ
いい話やね。 pic.twitter.com/ryoiKpRrsD
— TED_41 (@jetbath) March 2, 2021
ロケ当日は雪が沢山積もっていて英進さんも雪下ろし。
88才とは思えないしっかりした身のこなしでビックリ。
若い頃から肉体労働してきたので今でも体が丈夫とか。
今後のことを質問されると「欲しいものはない」と。
親を看取ることが出来たので約束を果たせたと英進さん。
とにかく今後も元気で二人で頑張ってほしいのもです。
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