4/25「ポツンと一軒家」後半は徳島県吉野川市川島町桑村から。
善入寺島を見下ろす高台にある家の持ち主は鳶ヶ巣勉さん(69)
とびがすという珍しい名字ですが鳶ヶ巣家の12代目の当主とか。
漢字から想像すると鳶が沢山あの辺りに住んでたんでしょうね。
晴れてれば淡路島や和歌山が見えるらしく素晴らしい眺望です。
鳶ヶ巣さん
300年前の元禄時代に4代目がこの地に入植した鳶ヶ巣家ですが
代々養蚕を生業にし勉さんも30才頃まで家業を手伝ってたそう。
母屋は築150年で手前の建物はかつて養蚕場でしたが今は物置。
家の周りに竹が多いのは江戸時代の徳島藩の洪水対策のなごり。
暴れ川の吉野川の氾濫防止のため竹の植え付けを奨励したそう。
現在と過去の繋がりを至るところで感じられる鳶ヶ巣家ですね。
絶景を望む家
家へ通じる700mの私道は50年前まで車は通れなかったそう。
山頂付近に家があるため水の確保が難しく稲作は無理だとか。
勉さんが通っていた幼稚園は麓の川島城の近くで片道約40分。
行きはまだ良かったですが帰りはヘトヘトになったようです。
高校卒業後に内装職人になり27才の時に志美子さんと結婚。
結婚式はこの家で行われ80人ほどの参列者が集まったそう。
8mm上映会
途中で奥さん長女とお孫さんが合流しみんなでタケノコ取り。
山菜の王様のタラの芽も天ぷらにしてて美味しそうでしたね。
最後は鳶ヶ巣さんの結婚式を撮影した8mmフィルムの上映会。
42年前の映像でしたが保存状態がよく楽しそうな結婚式(^o^)
嫁入り道具がトラックの荷台から降ろされる様子とか面白い。
勉さんの妹や志美子さんの姉の生前の姿も残っていましたね。
「ポツンと一軒家が来てくれて良かった」と喜ぶ鳶ヶ巣さん。
まとめ
いい話やね。 pic.twitter.com/V5Mdmijb3x
— etoransie (@etoransie) May 1, 2021
法事や法要の時みんなが集まるという山頂のポツンと一軒家。
夏は流しそうめん秋は栗拾いなど一年中楽しめる場所だそう。
勉さんの幸せはこの場所で可愛い孫の成長を見ることだとか。
重労働の草刈りも楽しいガーデニングで苦にならいそうです。
ここで天ぷらをするとカラッと出来上がるという志美子さん。
こんな素敵な場所で家族と時間を過ごせるなんて幸せですね♪
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