原爆投下71年目の8月6日
今晩のNHKスペシャルは重たいテーマでした
戦争の記憶が風化していく中
改めて平和の尊さを実感します
決断なき原爆投下
原爆投下へ向けたアメリカ軍部と
トルーマン大統領とのやりとりがリアルでした
原爆計画の責任者レスリー・グローヴス准将
彼の関心事は新しく開発した兵器の威力の検証
戦争が終わるまでに確認したかったて…
地上に住む何十万という人命は?
どれだけ殺傷能力があるか知りたい?
グローヴス准将のインタビューを聞いていて
戦争の恐ろしさと人間の怖さを実感しました
大統領VS軍部
大統領も人の子で間違いを犯すものですが
広島への原爆投下が明確な決断なく行われてたなんて
文民統制というシステムも危ういものですね
当初は京都に一発目が予定されてたとか
生々しい戦争の現実にゾッとします
グローヴス准将の意見がもしすべて実現していたら
日本各地に17発の原爆が投下されたことになります
大統領の権限で2発目でストップがかかりましたが
最初からこんな兵器が使用されなければ良かったのに…
悔やんでも悔やみきれません
グローヴス准将が語っていた
「大統領に動き出した原爆計画は止められない」
その言葉が強く印象に残ります
一瞬にして21万人以上の人命を奪った惨劇は
ナチスドイツの残虐行為と同じに思えますが
戦勝国と敗戦国の違いでしょうか
アメリカは原爆投下によって
戦争を早く終わらせ日米両国の戦死者を
圧倒的に少なくすることが出来たと解釈されて…
被爆された方たちのことを思うと
なんとも理不尽すぎて言葉を失います
感想
非常に重たい内容でした
なんでこんな悲劇が起きてしまったのか
どうすれば回避できたのか
いろんな疑問とやり場のない怒りを感じます
「歴史は繰り返す」という言葉が
二度と悪夢の兵器使用に当てはまらないことを
ただただ祈るばかりです
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