並外れた身体能力を持つ民族というと
アフリカ・マサイの驚異の視力とジャンプ力を
思い浮かべる人が多いと思いますが
今回紹介するのは驚きの海上生活をするバジャウ族です
海の上の漂流民族
フィリピンのセブ島近辺で生活する彼らは
海の上で生まれ、海の上で暮らし、海の上で生涯を閉じます
彼らには正式な国籍というものがなく
漂流民族という名前で呼ばれています
脅威の潜水能力
彼らを有名にしたのがその独特の潜水術
魚を獲るために海に潜るわけですが
酸素ボンベなしでゴーグルひとつで素潜り!
しかも潜水するのが水深40Mの海底(゜-゜)
水中でもの凄い水圧がかかるわけですが
そのおかげで鼓膜が破れる人も多いそうです
漁の仕方
まず船の上から獲物となる魚をめがけ
足に石をはさみ一気に海底にダイブ
水深が深くなる(10~15M)と人の体は浮かなくなり
彼らのように海底を歩くことが可能になります
漁に使う道具はライフルのような形の水中銃
狙いを定めて魚を打ち抜きます
潜水能力の秘密
一歩間違えればそく死にいたる危険な漁を
先祖代々受け継いる彼らの体には
何か遺伝的な特徴があるに違いありません
後天的な要因もありますが先天的な要因が必ずあり
その科学的な解明に世界の注目が集まってます
バジャウ族のこれから
彼らの生活様式にも近年変化が見られ
伝統がやがて消滅するのではと危惧される一方
バジャウの子供たちの多くがきちんとした
教育を受けていないという問題点もあり
果たして海の上で生活し続けることが正解なのか
議論の余地はありそうです
実際に伝統的な素潜り漁業から陸地にあがり
農業に転向する人も現れるようになりました
まとめ
世界の人の数ほど人の生き方はあると言いますが
これほど違う環境で暮らしている人を見ると
ただただ驚くばかりです(゜-゜)
鼓膜を破ってまで海底で漁をするバジャウの伝統
それを守り続ける彼らのたくましさにちょっと感動♫
コメント