今夜の「世界!ニッポン行きたい人応援団」も
とてもためになるさわやかな内容でした。
浮世絵を愛するフランス人のブノワさんの
渡辺木版で修行する様子が放送されましたが
50年ものキャリアをもつ職人さんから
真剣に学ぼうとする姿がステキでした。
浮世絵を愛するブノワさん
ブノワさんは美術教師ということですが
西洋絵画よりも浮世絵にハマったようです。
ゴッホやモネさえも熱心に模写した浮世絵。
200年も前にカラー版画を制作した
その技術の高さと芸術性に驚きます。
ブノワさんも見よう見まねで版画を制作。
その情熱と努力は本物のようですね。
版画にのめり込み家計が大変のようですが
奥さんが大変理解のある方で良かったです(^^)
「それであなたが幸せなら私も幸せ」て
なかなか言えたものではありません。
ブノワさんのサイト
uki-ga
渡辺木版で伝統技体験
茨城・常総市の浮世絵工房・渡辺木版に
伝統の職人技を学びにやってきたブノワさん
彫師の渡辺和夫さんと摺師の吉田秀男さんの
超絶技巧に驚き入ってた様子でした。
広重の代表作「大はしあたけの夕立」が
25回摺りとはただただビックリです。
1mmのミスも許されない極限の緊張感。
集中力と根気なくしては無理な仕事ですね。
渡辺さんの彫刻刀さばきも感動もので
あんな細い線を一つ一つ作るなんて
まさに日本の誇るべき伝統技です。
ホームページ
渡辺木版
秘蔵コレクション?
夕食のとき渡辺さんがブノワさんに
浮世絵の秘蔵コレクションを見せてましたが
あれはもしかして春画というものでしょうか。
テレビの画面では目隠しされてましたが
浮世絵が大衆文化だったことを考えると
そういう需要も多かったでしょうね。
まとめ
ブノワさんがいかに情熱を傾けても
独学で学べることには限界があります。
今回番組のはからいで貴重な体験ができ
本当に大きな財産になったに違いありません。
しかもなんか急に番組が終わると思いきや
来週は馬連(バレン)職人編ということで
2週にまたがる企画となってました。
ブノワさんの今後の活動に注目ですが
後継者がいない渡辺木版に就職とかどうでしょう。
そうなればとてもステキな話ですが(^^)
4/29追記
ブノワさん貫禄が出てきたな。
彫りも刷りもお見事! pic.twitter.com/iOQ5Av6NS3— etoransie (@etoransie) 2019年4月30日
ブノワさんサプライズ訪問が嬉しすぎてハグの嵐でしたね。
日本の職人さんへの感謝を忘れず木版画の腕を磨いてました。
ブノワさんの作品がブルターニュの美術館に所属されてたり
2020年にパンセ美術館にも作品を展示する予定なんだそう。
日本での本物との出会いでブノワさんのスキルが大幅アップ。
作品をネット販売してくれたら購入したくなりますね(^o^)
コメント
「職人」この言葉の奥深さと極め人の持つ心のぬくもりを感じさせて頂きました。明日から和菓子職人としての活力を頂き感謝致します。