日本人死因トップの「がん」
忍び寄る見えざる敵は不気味です。
どれだけ健康に気をつけいていても
いつ「その日」が来るかわかりません。
そんななか「痛い死に方ランキング50」が発表され
ちょっとした話題となっています。
痛い死に方ランキング
どの死に方にもなんらかの痛みは伴います。
ただ死に方には痛みの差異はあるようです。
30人を超える現役医師たちのアンケートから
興味深い結果が明らかになりました。
(ランキングの詳細はこちら)
一般によく知られた病気から
聞きなれない病名まで実にリアル
リスト見ているとブルーな気分になります。
気になる痛みのランキングですが
トップ10だけリストにしてみました。
トップ10
1 | 膵臓がん |
2 | 間質性肺炎 |
3 | 肝臓がん |
4 | 肺気腫 |
5 | 多発性骨髄腫 |
6 | 上腸間膜動脈閉塞症 |
7 | 肺がん |
8 | 腎不全 |
9 | 脳腫瘍 |
10 | 胆管細胞癌 |
やはり「がん」関係が多いですね。
堂々の一位は膵臓がん
膵臓がんはなぜ痛い?
沈黙の臓器の一つと言われるすい臓
痛みを感じる頃にはステージ4とか。
私の知人も膵がんで亡くなりました。
膨満感を感じ病院に行っても
胃には異常がないと言われ続け
専門病院ですい臓をチェックすると
もう手術ができない末期症状でした。
その後は抗がん剤(ジェムザール)で延命療法
半年後に激痛のなか激ヤセして亡くなりました。
その方は肝臓と十二指腸にもがんが転移して
本当に気の毒でなりませんでした。
痛みの理由は『体性痛』『内臓痛』『神経障害性疼痛』
さらに抗がん剤などによる副作用
また膵臓がんがモルヒネが効きにくいなど
複数の原因が関係しているようです。
モルヒネ使用方法と緩和ケア
医師たちによると欧米に比べ日本は
モルヒネ療法に不慣れなドクターが多く
病院でのモルヒネ使用量が少ないそうです
(欧米の約10分の1程度ほど)
肉体的な痛みを取り除くにはモルヒネの使用がありますが、モルヒネを使ってもその量や状況判断の誤りで、痛みが緩和されないこともあります。その原因の一つに、日本人の医者はモルヒネの使い方が下手だということがあります。技術を持つ医者が少ないのです」
山王メディカルセンターの鈴木裕也氏
病院設備や医療関係者の
レベルアップが必要ということでしょうか。
まとめ
「痛い死に方ランキング50」
このデータになんの意味があるのか
その事実を知ったところで
患者にできること限られてます。
「医療大麻で緩和ケアを」
そういう声が一部ありますが、
人の最期はどうあるべきか考えさせられます。
延命治療をせず自然死するのが
一番幸せという意見もあります。
どちらにしても医療の進歩に期待するしかありません。
健康でいることって難しいことですね。
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